第60回舞踊学会大会


大会概要  ゲスト講師紹介


第60回舞踊学会大会

大会テーマ「舞踊・共創コミュニケーション」

期 日: 2008年12月6日(土)・7日(日)
会 場: お茶の水女子大学
内 容: @ 基調講演「間の共有と共創コミュニケーション」 三宅美博(東京工業大学)
パネル・ディスカッション 三宅美博・日野晃・石黒節子・貫成人
 
  A ワークショップ     日野晃
  B 一般研究発表   口頭発表
  C ダンスパフォーマンス  お茶の水女子大学学生
  D 交流広場   食彩酒席ビカヴォ(茗荷谷徒歩2分、大塚3-1-12コダマビル1F)

大会参加費 会員   2,000円(学生 1,000円)
  当日会員 3,000円(学生 1,500円)
交流広場参加費   4,500円  3,000円(学生)

スケジュール
10:20
6日(土)
7日(日)
10:20
 

一般研究発表
5演題
Aグループ



一般研究発表
5演題
Bグループ 



一般研究発表
5演題
Cグループ



一般研究発表
5演題
Dグループ


 
 
12:00
12:00
 
昼食・理事会
昼食
 
13:00
13:00
 

基調講演
パネル・ディスカッション

ダンス・パフォーマンス
 
13:30
 
ワークショップ
 
16:00
 
17:00
   
総会
     
17:30
     
    
     
18:00
     
交流広場
     
     

研 究 発 表 (研究発表抄録PDF)
Aグループ12月6日(土)10時20分〜 
(座長:細川江利子)
  1.執行正俊のドイツ留学(1930-1932) 桑原和美(就実大学)
  2.新橋芸妓「小ひ奈」50年の舞踊人生を巡って 矢島ますみ(明海大学)
(座長:島内敏子)
  3.作品『見えない男』(初演1999年)における道化的表現 川上暁子(お茶の水女子大学大学院)
  4.エイコ&コマのダンス−センシュアリティの表象を巡って− 酒向治子(お茶の水女子大学)
  5.近赤外線光トポグラフィを用いた舞踊行動の計測    
    柴眞理子(お茶の水女子大学)・渡辺英寿(自治医科大学)・河村弘庸(飯田病院)・伊沢彩乃(自治医科大学大学院)・河田真理・東島未知・渡邉真子(お茶の水女子大学大学院)
 
Bグループ 12月6日(土)10時20分〜
(座長:石井達朗)
  1.西アフリカ内陸マンデ文化圏の舞踊と社会
 ―世襲制の楽師ジェリに注目して―
上野千佳子(お茶の水女子大学大学院 )
  2.朝鮮王朝、地方教坊における女妓剣舞
ー晋州地域の教坊と券番での活動を中心に
ジョンジン(お茶の水女子大学大学院)
(座長:丸茂祐佳)
  3.日本舞踊における女らしさ−手の動きと足の運びを中心に−   猪崎弥生・水村真由美(お茶の水女子大学)
  4.楳茂都流舞踊譜の特色と意義   岡田万里子(日本橋学館大学(非))
  5.鶴見和子の舞踊観ー鶴見和子文庫を開くー 遠藤保子(立命館大学)
 
Cグループ 12月7日(日)10時20分〜
(座長:鈴木晶)
  1.踊り手の場所中心的身体の必要性    東島未知(お茶の水女子大学大学院)
  2.ワーシップダンスにみる聖性 河田真理(お茶の水女子大学大学院)
(座長:尼ヶ崎彬)    
  3.舞踊作品における映像の機能とは何か 石渕 聡(大東文化大学)
  4.古橋悌二(Furuhashi,Teiji 1960-1995)の「芸術」観とドラァグ・クィーンとしての活動 竹田恵子(お茶の水女子大学大学院)
  5.舞踊の近代における祝祭空間
ーフーゴー・フォン・ホーフマンスタールの祝祭劇ー
古後奈緒子(龍谷大学他非常勤講師)
 
Dグループ
(座長:吉川周平)
  1.インドのマーシャルアーツ、カラリパヤットKalarippayattuの動作研究―「舞」と「武」の同根性を手がかりに―   高橋京子(早稲田大学)
  2.稚児舞楽の舞踊技法  弓削田綾乃(お茶の水女子大学研究員)
(座長:大貫秀明)
  3.教員養成を前提とする身体表現活動の授業プログラムの開発と取り組み〜グループワーク「アニメイム」の実践より〜 花輪充(東京家政大学)
  4.コミュニカビリティと共創表現〜身体の影によるイメージ創出〜 西洋子(東洋英和女学院大学)・沖山良太(早稲田大学)・渡辺大喜(早稲田大学)・三輪敬之(早稲田大学)
  5.舞踊における動作表現-定量的分析とは何か-  柿沼美穂(国立環境研究所)


第60回舞踊学会大会実行委員会
  実行委員長:柴眞理子
  実行委員 :猪崎弥生・石黒節子・西洋子・貫成人・中村美奈子・酒向治子



大会概要  ゲスト講師紹介


     
ゲ ス ト 講 師 紹 介
 
三宅 美博(みやけ よしひろ)
東京工業大学 知能システム科学専攻 准教授.専門は共創システム(Co-creation System)やコミュニケーション科学など.
東京大学大学院 薬学系研究科 博士課程修了後,金沢工業大学を経て,1996年より現職.1999年よりミュンヘン大学 客員教授, 2003年より東京医科歯科大学 客員助教授等を併任.
詳細はhttp://www.myk.dis.titech.ac.jpを参照.


ご本人による研究の紹介
  IT化された社会システムやコミュニケーション空間においては,その身体的インタラクションの希薄性から「場」が消失し,リアリティや相互の信頼性の創出に困難が生じています.そこでわれわれは,コミュニケーションにおいて言語のような認知表象だけではなく,それと同時に身振りのような身体運動にも注目します.つまり認知と運動が相互に拘束し合うことで,自己言及的な意識の創出とそのインターパーソナルな共有が可能になると考える訳です.われわれはこのような系を「共創システム」と呼び,そのシステム論の構築を進めてきました.さらに高齢者を対象とした共創支援システムの開発にも取り組んでいます.



 
日野 晃(ひの あきら)
(写真は「ウイリアム・フォーサイス、武道家日野晃に出会う」表紙から転載)

和歌山県在住の武道・日本武術の研究家。武道・日本武術を研究する日野武道研究所を主宰。
詳細はhttp://www.hino-budo.com/


日本のフリー・ジャズのドラマーとして山下洋輔や坂田明と共演。映画にもなった伝説のアルトサックス奏者故阿部薫の最後のツアーを共にする。その後、日本の伝統武道の研究に専念するため日野武道研究所を創設。武道史に残る達人達の研究から、意識からの解放が身体をより自由にすることを発見、また、武道の技はコミュニケーションの集大成であることも発見。現在、コンテンポラリー・ダンス界の巨匠ウイリアム・フォーサイスが、日野の武道メソッドを取り入れる為、2005年から毎年ドイツに日野を招聘している。また、2008年には、毎年イタリアで行われているinternational dance workshopに特別講師として招聘されている。海外での日本伝統武道の紹介にも力を入れている。

主要図書
 『ウイリアム・フォーサイス、武道家日野晃に出会う』白水社 
 『古武道入門』オフサイドブック 他DVD等多数 









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