舞踊学会 第19回定例研究会 |
会員の皆様へ
舞踊学会第19回定例研究会を下記の要領で開催致します。皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
1.日時:2014年6月15日(日)10:30〜16:40(予定)
2.会場:京都女子大学Y校舎(演習室棟)Y201教室
(JR・近鉄「京都駅」より烏丸中央改札口前 バスターミナル市バス206、208
または100で約10分、「東山七条」で下車し東へ徒歩5分
八条口前 プリンセスラインバスにて約10分、「京都女子大学前」で下車)
(京都女子大学への交通アクセスなど・京都女子大学ホームページ内)3.内容 :
@定例研究会:一般研究発表
A研究奨励賞受賞者講演
Bシンポジウム「ソマティックムーブメントとダンス」
時間 |
一般研究発表タイトル |
発表者指名と所属 |
座長氏名と所属 |
10:30
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地域の踊りを利用したダンスエクササイズの創案に関する研究 ―「坂戸よさこいダンスエクササイズ」の可能性を探る ― |
長谷川千里
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原田奈名子
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11:15
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長期的なダンス作品創作のグループ活動に関する研究 |
奥野知加
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貫成人
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12:00
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昼食・休憩 理事会(Y202教室) |
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13:00
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オハッド・ナハリン(Ohad Naharin 1952〜)のGAGA考 ― 多層性を導く比喩表現の役割― |
岡元ひかる
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猪崎弥生
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13:30
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バウハウス舞台と「科学」〜 オスカー・シュレンマーの現象学的取り組み |
柴田隆子
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外山紀久子
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14:30
15:00 |
<研究奨励賞受賞講演>
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小林奈央子
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丸茂美恵子
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15:00
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休憩 |
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15:10
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<シンポジウム>
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<司会進行>
<パネリスト>
小林みゆき
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シンポジウム「ソマティックムーブメントとダンス」
シンポジウム趣旨
今日、ソマティックムーヴメントが注目を集めている。ソマティクスは「全体的な存在、つまり、ソマティック分野を形成すると考えられる気づき(awareness)、生物的機能(biological functioning)、環境(environment)という三つの要素間の内的な相互関係のアートとサイエンス」であり、ソマティック現象とは、「自身によって内側から経験される人間存在を研究する領域 (Hanna1986、 What is Somatics?)。」である。具体的には、センサリー アウェアネス(Sensory Awareness)、アレクサンダー テクニーク(Alexander Technique)、フェルデンクライス メソッド(Feldenkrais Method)、ロルフィング(Rolfing)、ピラテス(Pirates)、ジャイロキネシス(Gyrokinesis)、ジャイロトニック(Gyrotonic)やヨガや気功、操体法、野口体操などのワークをこの傘下とみなすことができる。
ソマティックムーヴメントの多くが一般的に、怪我をした際の治療の一環だったり、怪我予防であったり、技の習熟の一助などとして使われていると認識されているように思われる。がしかし、ソマティックムーヴメントはそれだけにとどまらない可能性を秘めていると思われる。 本シンポジウムでは、舞踊領域におけるソマティックムーヴメントの代表的な二つの技法を例に、それらが舞踊の何に対して、どのように貢献できるか、その可能性を見出したい。
(原田奈名子)